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「せやから、まああれや。友達としてだけやなくて、”隣人”としてもこれからよろしくな、アリサ。あ、おすそ分けとかたまに行くで」
「勘弁してくださいよおおおおおおおおお!!」
みーこの反応も見ずに私は自室へとダッシュで帰り、そのまま新品のベッドへと倒れ込んだ。
「詰んだ!!チェックメイト私!!」
これからどう生活していくべきなのか。私は一人で生きるスキルを身に付けることはできるのか。それも含めて私は人生をどう生きるべきなのか。
も、もうどうにでもなればいいのかもしれない……。私疲れた……。
これは不幸の始まりか、はたまた私の人生にとって有益な邂逅なのか。それは嫌でも体験して考えていくのが良い。少なくとも現時点でやらかしてしまった私は、それ以外の選択肢を、本来取るべきだった選択肢を諦めて進むしかない。人間覚悟が必要だ。
「とは言っても!!可能であれば今日の始まりに戻してくれええ!!」
今日という現実にたまらず絶叫し、私はそのまま意識を手放した。明日は明日だ。明日の私に任せる……。
こうして私のキャンパスライフは、最悪の形で幕を開けることになった。
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