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「遥香…開けて。
一人で泣かないで。」
ドアをノックする乃愛に、私はドアを開けた。
「乃愛…ごめんっ。」
「遥香…謝んな。」
思わず抱きついた私に、乃愛は頭を撫でてくれた。
「我慢しない。
泣きたい時は泣きな。」
何故乃愛は、こんなに優しいんだろう?
「遥香には、一年の時に助けられたし。
達希の浮気の疑惑を、晴らしてくれたじゃん。
だから、遥香は笑っててほしいんだよね。
あれがなかったら、私達は別れてたんだ。
感謝してる。
付き合ってあげるから。
いっぱい泣け。」
一年の時の達希君の浮気疑惑。
それだけで?
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