第3章

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ふと、グランドを見た。 舜のいるサッカー部が、部活をしてる。 舜に駆け寄る一年のマネージャー。 あの後輩と、舜は関係をもった。 だけど舜は、その後輩マネージャーの元には行かず、グランドのベンチに座ってる亜子の元へ… やっぱり、舜は亜子のこと。 「気になるか?」 目の前にいた真田君が、私を見ながら言った。 「えっ…何が?」 「片瀬のこと。」 「気になるって言うか、やっぱり二人はお似合いだなって。 最初から、間違ってたのかもしれない。 最初から…舜は私じゃなくて亜子だったのかな?って…」
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