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「そうか?
片瀬は…ちゃんと藤森が好きだったんじゃないか?
今の片瀬には、無理がある。
藤森が好きだから、俺にあんな牽制を…」
「牽制って、何?」
言ってる意味がわからなくて、真田君に聞いた。
「俺さ、一年の頃…」
真田君が話し始めた時…
「はる~。
何やってんの?
真田と二人っきりで。」
開いてるドアから顔を出したのは、高藤君。
「ん?
高藤君…何やってんの?って、修学旅行のしおり製作。
高藤君はどうしたの?
部活は?」
「ん?行くよ。
これから、体育館。」
部活のスポーツバッグを肩にかけて、私の隣に座った。
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