第3章

9/17
前へ
/36ページ
次へ
「そうか? 片瀬は…ちゃんと藤森が好きだったんじゃないか? 今の片瀬には、無理がある。 藤森が好きだから、俺にあんな牽制を…」 「牽制って、何?」 言ってる意味がわからなくて、真田君に聞いた。 「俺さ、一年の頃…」 真田君が話し始めた時… 「はる~。 何やってんの? 真田と二人っきりで。」 開いてるドアから顔を出したのは、高藤君。 「ん? 高藤君…何やってんの?って、修学旅行のしおり製作。 高藤君はどうしたの? 部活は?」 「ん?行くよ。 これから、体育館。」 部活のスポーツバッグを肩にかけて、私の隣に座った。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加