0人が本棚に入れています
本棚に追加
「おいっ見ろよ!」
「え?おっ!あつこ様だ!」
「マジで、可愛いな…。彼女にしてぇ」
「お前じゃ無理無理。あの人に釣り合う男なんてそうそういないだろ。」
「きゃぁぁぁ!!あつこ様コッチ向いて!!」
「なんて、美しいのかしら…あらっ?鼻から赤い液体が…」
ここは、桜秋高校の校門。
小、中、高、大の一貫校で、
私、幸坂敦子もここの生徒。
中学の時から、皆が私を見て色々言ってくるけど悪口じゃないよね?
でも、イジメられた事は無いから大丈夫かな?
そんな事より、どこのクラスか見に行かなきゃ!
???「あっちゃーん!おはよー!」
あつ「あっゆきりん!おはよー!」
ゆき「どこのクラスだった?」
この子は、真鍋由紀。
とても可愛くて、大和撫子みたいな女の子。清楚って言葉が似合うね♪
あつ「私も今から見に行く所!一緒に行こっ?」
ゆき「うん!」
ゆきりんと雑談しながら、歩いてるとクラス分けの紙が貼ってある掲示板の前まで来た。
あつ「んーー。人が多くて見えないよぉ…」
ゆき「うゎっ…本当だね…よし!私に任せて!(黒笑)」
うゎぁ(笑) ゆきりんの腹黒スマイルだ(笑)
でも、この人だかりをどうするんだろ?
ゆき「みんなー!!あっちゃんが掲示板見えないって!!」
えっ!?
ゆきりん!?
「何!?」
「あつこ様が!?」
「皆の衆、あつこ様のお通りだ!!!控えい!!!」
すると、一瞬のうちに人が通れる隙間が出来た。
あつ「ポカーン( ゚д゚)」
え?何これ?なんか怖い…。
ゆき「流石、あっちゃんだね。そのカリスマ性羨ましいよ?」
あつ「え?なんの事?でも、ゆきりん止めてよー。私の名前をあんな大きい声で叫ぶの。恥ずかしいじゃん…。」
ゆき「はぁー全く…天然にも程があるよ」ボソ
あつ「ん?何か言った?」
ゆき「何でも無いよ!ほらっ、せっかくみんな通してくれてるだから、早く見に行こ!」
あつ「え?あ、うん。」
ゆきりんに手を引っ張られ、掲示板の前へ
最初のコメントを投稿しよう!