~入学~

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「おいっ見ろよ!」 「え?おっ!あつこ様だ!」 「マジで、可愛いな…。彼女にしてぇ」 「お前じゃ無理無理。あの人に釣り合う男なんてそうそういないだろ。」 「きゃぁぁぁ!!あつこ様コッチ向いて!!」 「なんて、美しいのかしら…あらっ?鼻から赤い液体が…」 ここは、桜秋高校の校門。 小、中、高、大の一貫校で、 私、幸坂敦子もここの生徒。 中学の時から、皆が私を見て色々言ってくるけど悪口じゃないよね? でも、イジメられた事は無いから大丈夫かな? そんな事より、どこのクラスか見に行かなきゃ! ???「あっちゃーん!おはよー!」 あつ「あっゆきりん!おはよー!」 ゆき「どこのクラスだった?」 この子は、真鍋由紀。 とても可愛くて、大和撫子みたいな女の子。清楚って言葉が似合うね♪ あつ「私も今から見に行く所!一緒に行こっ?」 ゆき「うん!」 ゆきりんと雑談しながら、歩いてるとクラス分けの紙が貼ってある掲示板の前まで来た。 あつ「んーー。人が多くて見えないよぉ…」 ゆき「うゎっ…本当だね…よし!私に任せて!(黒笑)」 うゎぁ(笑) ゆきりんの腹黒スマイルだ(笑) でも、この人だかりをどうするんだろ? ゆき「みんなー!!あっちゃんが掲示板見えないって!!」 えっ!? ゆきりん!? 「何!?」 「あつこ様が!?」 「皆の衆、あつこ様のお通りだ!!!控えい!!!」 すると、一瞬のうちに人が通れる隙間が出来た。 あつ「ポカーン( ゚д゚)」 え?何これ?なんか怖い…。 ゆき「流石、あっちゃんだね。そのカリスマ性羨ましいよ?」 あつ「え?なんの事?でも、ゆきりん止めてよー。私の名前をあんな大きい声で叫ぶの。恥ずかしいじゃん…。」 ゆき「はぁー全く…天然にも程があるよ」ボソ あつ「ん?何か言った?」 ゆき「何でも無いよ!ほらっ、せっかくみんな通してくれてるだから、早く見に行こ!」 あつ「え?あ、うん。」 ゆきりんに手を引っ張られ、掲示板の前へ
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