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石田(続き):キャラクターをどうやって描こう、世界をどうやって描こうかな、というそのステップの1個を「これ面白いな」とか「こんなのいいんじゃないか」とか、自分で楽しんでノッていけるとやっぱり小説は良くなると思います。
なぜならある人が伸び伸びと、自分の力を発揮している所を(読者は)見たいんだよね。
そういう小説の中でも。
それは(スケートの浅田)真央ちゃんがフリーの演技の時に自分のミスを帳消しにするような素晴らしいプレイをするじゃないですか。
あれと一緒で作家に読者は調子に乗ってもらいたいんですよ。
なので、ここは自分の長所だなと思ったり、ここは良い場面だなと思ったらたっぷり書いていいし、そういう所では自分の感情とかを抑えなくても大丈夫です。
そして繋ぎの難しい所、山場と山場の間のこの何でもない泥沼の様な所はどう短く乗り越えるか、そのための技を考えてもいいですね。
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