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生徒②:小説のキャラクターとかを作る時に、自分が結構物語のプロットから作る方なんで、それに合わせたキャラクターを書いていくからか、そのキャラクター達を使った第2作、第3作を書けないんです。
「池袋ウエストゲートパーク」とか、何作もシリーズ物を書いてらっしゃる作家から見て、続編を作りやすいキャラクターだとかそういう作り方があれば。
石田:ここは凄く微妙で難しい所で、要するにその小説の主人公だったり重要なキャラクターにどれ位自分を入れるかということなんですよね。
自分を入れすぎてもしんどくなるし、あるいはストーリーの為だけに書割のように人物を作ってしまうと、その人物はやっぱり共感を得られないんですよ。
もっともらしい、共感ができる、それでその小説の役にも立つというような、ものすごく難しいバランスの取り方をしなくてはいけないのが小説のキャラクターかもしれないですね。
ここに関しては、たくさんのやり方があります。
毎回毎回自分のことを書く西村さんみたいなのもあるし、今言ったようにストーリーの為だけに作るっていう人もいるし。
どの形でも成功している人は成功しているんですよ。
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