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石田(続き):逆に言えば何かの為に作るでも、自分をそのまま出すでも良いんですけど、とにかく魅力があってこの人は何だっていうのを上手く作らないといけないかもしれないね。
僕が理想的だと思うのは生き生きしてる人、小説の中で。
歩いたり、走ったり、笑ったり、泣いたり。あるいはお日様だったり、おいしい物だったり、すごく敏感によく動く心を持っていて、いろんな人間と接し合える人で、その中で傷があったり弱点があるんですけど。
そういう人を上手く作っていけるといいんじゃないかな。
ただし、その中に必ず自分が入ってないといけないんで、自分をちょっと入れる。
小説の場合はストーリーだったり設定だったり、いろんな勝負の仕方ができるんだけど、漫画なんかの場合は本当にキャラクター勝負1本でやるから、その後のお話はいくらでも続けられるし、展開できるんで、漫画のキャラクター作りの方法をちょっと勉強するといいかもしれないですね。
少年漫画の王道的なキャラってあるでしょう?
チビで純粋無垢でやたら強い、でも友達思いのいい奴っていう。「HUNTER×HUNTER」、「ドラゴンボール」、これは最近の漫画ですが「七つの大罪」っていうのと「マギ」もそう。
全部ほぼそのパターンなんで、そういう王道のキャラクターを自分なりにちょっといじってみるっていうのもいいかも。
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