第8話   温かいオト 1

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「しゅぎょー」 「はい、巨悪な敵と戦う為に、そこにいるおじちゃんに教えてもらいながらね」 「あっ、お姉ちゃんも、けいじさん?」 「かりんちゃん。どうして、兵庫県警に行きたいの?」 リリコの代わりに、竹山が遅い質問を返す。 「竹山さんて、何にも知らないんですね」 「ああっ?」 「間違えました。聞かないんですよね、何も」 リリコが口を動かしていた時、部屋の扉が外から大きく叩かれた。
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