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「しゅぎょー」
「はい、巨悪な敵と戦う為に、そこにいるおじちゃんに教えてもらいながらね」
「あっ、お姉ちゃんも、けいじさん?」
「かりんちゃん。どうして、兵庫県警に行きたいの?」
リリコの代わりに、竹山が遅い質問を返す。
「竹山さんて、何にも知らないんですね」
「ああっ?」
「間違えました。聞かないんですよね、何も」
リリコが口を動かしていた時、部屋の扉が外から大きく叩かれた。
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