第9話 過去からのシシャ 1

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竹山は、その日、外から扉を叩く音で目覚めた。 「おいっ!! 開けろ!!」 どんどんと大きな音に負けない、桜田のしゃがれた声。 床から飛び起き、玄関に向かう。 扉を開けた瞬間、竹山は後ろに吹っ飛ぶ。 「何で!! お前は、電話に出んのんじゃ!!」 頬の痛みを感じながら顔を上げると、桜田が上に乗っていた。
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