不思議売ります2

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だって、をもう一度重ねたらもっと強く睨まれた。 「テストも近いんだから、ちゃんと受けなさい。解んないところはあたしが後で教えるわ」 「えっ、教えてくれるの愛子!?」 「今からちゃんと授業受けたらね」 「うっわ、助かる!今度のテストちょっとヤバイかもだから」 「はいっ!?なのにサボろうとしてたの!?馬鹿なの本当に!!」 「あはー……」 肩を竦める。この癖は昔からだった。困ったとき、参ったとき、照れたとき、そんなときに出る癖。 「じゃあちゃんと受ける……寝てたら起こして」 「ハイハイ」 がらっ、とドアを開いて先生が入ってくる。それと同時にチャイムが鳴って、クラスメイトがガタガタと席に着く。 「きりーつ」
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