お友達2

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なので学校には欠席の意を伝え、しかし父母には茶話会に出席すると伝えました。母は私と同じで人付き合いが苦手な方だったので、出席しないと私に言いました。 父はどうしても仕事の都合がつかない、と言いました。 きっと父母のどちらかが茶話会に出席したのなら、私は茶話会に出席したのでしょう。詮無い話、ですが。 夜の町をひたすら歩きました。強いて言うのなら、これが私の感慨。 生まれ育った町を離れる、私の感慨。 愛とはなにかしら、といつもの思考に溺れることに致しましょう。あの日以来、幾度となく溺れたこの思考に。嗚呼しかし、私は未だに答えが見付からないのです。 だから、あの日の答えが正しいのか間違っているのか、解らないまま。 「イノチミジカシコイセヨオトメ───」 口ずさんで、自嘲。恋はしないと、決めた私は、きっと乙女ではない。 だから、 今すれ違ったあの人には 声を掛けないのです。
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