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「始め」
「いやぁぁぁぁぁ」
静かなこの空間、傍からみたら大したことないかもしれない。
選手として試合をするとこの空間は、緊張感、恐怖に襲われる
いつ飛んでくるかわからないという恐怖
そして、勝てるか、という緊張感
というとこだろう。
俊は中心から攻めて相手を、ビビらせる
中心から攻められるとウッっとなってしまうからだ。大抵の人はそうだろう。
それならこっちが中心を取れば……
今だ......
「メェェェェェエン」
完璧......
カチャ、パシッ
かろやかな、竹刀さばきで、、
私の打った面を
返した
「...メェェェエン」
審判は、3人いっせいに旗を上げる
「面あり」
返し面、か......
もう、うかつに打てない。
「2本目」
「イヤァァァァアアア゛」
あー、どしよ
困っちゃうな?
俊って、返すのうまいんだよな、
なら
胴で抜こう。
私の得意技でもある、抜き胴
ふふww
もーらった((( ^ω^ )
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