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お兄ちゃんはいつも私を起こしてくれる。
お兄ちゃんはいつもご飯を作ってくれる。
お兄ちゃんはいつも本を買ってきてくれる。
お兄ちゃんはいつも私に優しくしてくれる。
私が目を覚ました時から、いつも…。
きっと、私が目を覚ます前から、ずっと…。
私はお兄ちゃんに隠し事をしている。
私は、誕生日に目を覚ました。
それ以前の記憶がほとんどない。
ただ、わかっていたのは、
あの好青年がお兄ちゃんだということ。
私が真姫だということ。
それと、
私は戦わなきゃいけないこと。
お兄ちゃんの笑顔を守るために…。
記憶を、取り戻すために…。
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