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目が覚めると、とあるお部屋の中にいた。
ここが誰の部屋なのか、
なんで私がここにいるのか、
私という存在が何なのか、
全然わからなかった。
「おはよう、アミ。」
ドクン。
胸の奥が焼けるように熱く感じた。
「ひさしぶり、その身体、調子はどう?」
どこから聞こえるのかもわからない。
ただ、どこか懐かしく、温かい声。
「あとは、お願いね…アミ。」
ふわっと温かい感覚に包まれ、痛みはなくなった。
声、感覚、痛み、すべてが懐かしかった。
包まれてた温かさがふっと離れた。
途端に激しい頭痛が起こる。
『あみ、だいすき』
『ありがとう、あみ』
『またね、あみ』
『ばいばい…』
次々と脳内で広がる声。
『あとは、お願いね…』
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