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ジリリリリリリ…
目覚ましの音が響く。
いつも通りに起きて、布団をたたみ、
僕は妹、真姫を起こしに隣の部屋へ向かう。
トントン。
「入るよ、真姫。」
部屋に入ってもこちらには気づいてないようで
まだ真姫はスースーと寝息を立てて
心地よさそうに寝ていた。
「起きて、真姫。
朝ごはん、今日はフレンチトーストにするよ?」
「んぅ…」
眠たそうに目をこすり起き上がる。
そして口にしたのは
「フレンチトースト…お砂糖いっぱい…
チョコレートもかけて…
あまいホットココア、一緒に…」
なんというか…朝から甘すぎやしませんか…?
とは言ってもいつものこと。
「わかったよ。ほら、おいで。」
「うんっ!」
この無邪気な笑顔を、僕が、守らなきゃ。
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