第1章

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私は身体が弱いらしい。 普通に動いたり戦ったりできるので、 そんなことはないと思うが...。 お兄ちゃん曰く、 ずっと病弱で学校も通ってなかったらしい。 私が目覚めたのは15歳の誕生日。 それからもう2ヶ月。 一度も身体に異変はなく、健康体だと思う。 「今日はまず国語か...」 お兄ちゃんが買ってきてくれた参考書を開く。 一応普通なら高校生だ。 お兄ちゃんは私の身体を思って、 こうやってお家で勉強させてくれる。 私が小さいときに、勉強したいと言ったらしい。 私のことを思ってくれてる優しい兄だと思う。
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