止めてくれるかい

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それから三日経ったある日 『今夜、四北とぶつかるかもしれない』 ここらの地域を統括するのは どちらの学校か 長年の決着を付けに 四北高の不良グループが 襲いに来る 佐条くんから そんな連絡がきて あたしはいてもたてっても いられなくなった 「あたしも行っていいですか」 「だめだよ 危険すぎる」 佐条くんは きっばりと言い放つ 「でも…」 「女の子が来る所じゃないよ」 「あたしは… 総長の女、じゃないんですか」 佐条くんが驚いた顔をする 「例えお芝居でも… みんなにそう紹介してくれたじゃないですか」 あたしは思い切ってそう伝えた
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