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4時間目。英語の授業にて。
ルナは机に突っ伏して寝息を立てていた。
アリア
「い、雷さぁん・・・起きてぇ~・・・」
アリアが、どうにかしてルナを起こそうとシャーペンでつつくが、まったく起きる気配が無い。
アリア
「あ・・・」
アリアが悪寒を感じて前を向くと、英語教師が世紀末覇王のような顔になって「うぬぅ」と唸りながらチョークを握り締めていた。
その修羅のような顔を見て、アリアの顔がみるみるうちに青ざめていく。
「ごおおぉぉしょおおはぁあぁ!!!」
英語教師の怒号と共に、その右手からチョークが放たれた。凄まじい速度で放たれたチョークは、正確にルナの頭に命中した。
ルナ
「いったぁーい!?」
一撃で目を覚ましたルナが跳ね起きた。
ルナ
「あ・・・・・・」
即座に今の状況を察して凍りつく。
ルナ
「あのー・・・ごめんなさい?」
謝っても許してもらえるはずもなく、ルナは1ヶ月後の英単語テストで70点以上を取ることを命じられてしまった。
まぁ、これもルナの自業自得なのだが。
ちなみに、その時の英語教師の覇王のような顔は、アリアにとって生涯忘れられないものとなった。
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