第1話 『雷光』

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そんなこんなで、昼休み。ルナとアリアは、一緒に弁当を食べていた。 ルナ 「はぁ~、もうサイアクだよ」 アリア 「あはは・・・」 焼き鮭をかじりながら溜め息をつくルナと、それを見て苦笑するアリア。 アリア 「はい、これ」 アリアが自分の唐揚げを一つ、ルナの弁当箱に投下した。 ルナ 「え、いいの?」 アリア 「うん。だから元気出して、ね?」 それを聞いてルナは目を輝かせて唐揚げを口に運んだ。 ルナ 「いよっしゃあ、やる気出て来たー!!」 アリアがくれた唐揚げ一つで元気が戻るのだから、ルナも現金なものである。いや、単純と言うべきか。
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