懐かしい再会

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心機一転。明日からの学校を精一杯楽しんでやろうじゃない。 今までにない位に思いっきり笑ってやるんだから。 「ゆーえー。いい加減に出てこないと逆上せるぞー。俺も入りてえから早く出ろーっ。」 そんな満希の声に慌てて出れば、どうやらあたしは二時間以上も湯船に浸かっていたらしい。 こんなんじゃ、この先どうすんのよ。あたし。 羽耶ちゃんを思い出す度に、満希に心配かけて…。 あっ…ー。 あたしが、お風呂から出るのを待っていた満希がお風呂に向かうとしてる姿が見えたのでその後ろ姿に声を掛ける。 「満希っ。あたし、頑張るから。満希が安心出来る様に頑張るからね?」 きっと、それが今のあたしが満希に出来る事だから。 満希にもそれが解っていたのかもしれない。上げられた満希の右手がそう答えてくれてる様に思えた。 大丈夫。あたしには満希がいるじゃないか。 いつでも、手を差し伸べてくれる優しいお兄ちゃん。満希には絶対に言わないけどね。 そんな事を考えながら、あたしは布団に入る。 明日からの高校生活を想像して。 今日は、静かに眠れそうだ。
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