………学校にいくことになりました……はい‥…

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「後ろを向いてくれるだけでいいの」 言われて学長に背を向ける 後ろに控えていたマイヤと目が合う ニコリと笑うと何故か顔を赤くして目を背ける ん……やっぱ風邪だな 元気だと思ったのは気のせいだったようだ 「なるほど~…うん、もういいわ。こっち向いて」 何がわかるんだ? 「では、カンナギ タイガ あなたの入学を許可します」 ……まあ、なんかわかったんだろう……詮索するのも面倒だ 「ええ…これがあなたの部屋の鍵ね。それから入学資料……生徒認証カード端末と制服はすでに部屋に準備してあるから……ええ…それから…」 え?部屋?もう俺の部屋用意されてんの? カード端末ってアレ?マイヤが使ってたやつ? まあ、この人は結構まともそうだ 出会う女達がいずれも変態だったから思わず警戒していた 「何か質問はある?」 「金を持ってないので学費が払えません」 「問題ありません、免除します」 まじか…… 「この学院の男女比率は?男子生徒は何人で?」 「比率はおよそ1:200 男子はあなた含めて5人です」 男子生徒が絶滅危惧種!! 流石は女性優遇社会 「ああ…失礼しました。4人のうち2人は急遽転校、もう2人は卒業したので実質あなた一人ですね」 比率なんてなかった………え?一人? 「……まさか男子が入る部屋に同居人とかいたりしませんよね?」 「そのあたりは配慮してある、安心したまえ。いや、男子としては残念だったかね?」 「いえ、ありがたい配慮です」 するとマイヤが 「では私が同居して……」 『却下』 俺と学長が綺麗にハモる マイヤはというと 「………orz」 ……………ほっとこ 「オホン、ええ同居人はいませんが他の部屋は全て女子の部屋です。くれぐれも…」 「間違わないように、ですよね?不要なリスクは負いたくないです」 「いえ、くれぐれも気をつけて下さい。強引な娘が多いので部屋にいきなり引き込まれないように」 「き…気をつけます……」 痴女率高すぎワロエナイ 後ろの某変態が「遅れを取らないようにしなきゃ」と気合いを入れている いったい誰となんの競争してんだよ 別に知ったこっちゃねーが 「では今日はこれくらいでいいでしょう、マイヤ先生~後はお願いします。」
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