152人が本棚に入れています
本棚に追加
/190ページ
『自分の常識非常識』
玲子、桜子、詩織がハモり、金髪危機一髪と書かれたドラム缶に詰め込まれていた奏に、剣を差し込む。
「わあぁ、止めてヤメテ!」
恐怖で瞼を閉じたのだが、いつまで経っても何も起きない。
そこで恐るおそる薄目を開けたら、フンフンと鼻から粗い息を噴き出して、タコのように唇を付き出したナオが迫っていた!
唐突ではあったが、奏はナオの受け入れ態勢に入る。
「ナオ………………」
「………………」
待てどもナオの唇は触れてくる気配がない。
焦らされて、我慢出来なくなった奏は目を見開いたら、その先には、愛用しているピンクの抱き枕があった。
最初のコメントを投稿しよう!