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私達8人は最後の最後まで彼女を見送るのを許された
彼女はちょっと人見知りで優しくて控え目な性格だけど
時々冗談を言ったりする
読書好きな彼女だが恋愛系はあまり読まないらしい
彼女曰く
『リア充は現実だけで十分』だとか
ちなみにこの言葉は冗談か本気か分からない
でも自ら命を断つような子ではなかった
だって彼女はいくつもの死を目のあたりして学んだのだ
『命はいつ、どんな時に亡くなるのかは神さましか知らない
明日かもしれないし、20年後かもしれない
私達は死と背中合わせにして生きている
だから、後悔しないように1日を大切にないと』
彼女はそう言ってちょっと寂しそうに微笑む
本当に聞こえてたのに
それは嘘?
冗談で言ったの?
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