男の欲望

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そのお茶は本当に美味しかった。緑茶の様なもので、甘みのある上品なお茶。 社長も美味しかったのか、全てを一気に飲み干した。 「美味しかったです」 社長は伝えると、高嶺は良かったですと微笑み、社長はうとうとし始めそのままテーブルに突っ伏した。 「…え?社長?どうなさったんですか?」 社長の肩を揺らした時だった。 急にふわふわした様な感覚に陥ると共に眠気に襲われる。 さっきまで眠たくなんてなかったのに……まさか…。 うつらうつらなる意識の中、高嶺を見ると口端を吊り上げ笑んでいるのが見えた後、意識を手放した。
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