第10章

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や・・・やばいっす。 これ、そのまま抱かれちゃうパターン? あれ?僕がとーやを抱いていいんじゃなかった? ここは、思い切って、男っぷり見せてやろうか? 僕の首筋を舐めているとーやの頭を両手でグイッ!と引き剥がした。 とーやは、思いっきり色気のあふれる顔で僕を見て、ニヤっと笑うと低い声で 「何?交代したい?」 と聞いてきた。 う・・・ 僕がこんな色っぽい男を抱くことができるんだろうか・・・? そもそも、僕がとーやを抱くなんて、何をしたらいいのかもわからない。 まるで、初めて女を抱く童貞坊やのようだ。 僕が悩んでいると、とーやは 「いいよ。」 と言って、僕の頭を抱えながら、後ろに倒れた。
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