第2章

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いつの間にか、僕は大人になっていた。 大学を卒業し、僕は都内に就職をした。 それを期に、一人暮らしをすることになった。 勉強だけがとりえだった僕は、名前の通った大学に通い、運よく第一希望だった大手のスポーツメーカーに就職することができた。 家賃が補助されるといっても月3万。 いくら大手と言っても、初任給はたかが知れてる。 僕は、会社から電車で40分の下町に部屋を借りることにした。 築8年、1DKでバストイレ別、最寄の駅から徒歩8分。 1階しか空いていなかったため、わりと安めに借りることができた。 近所にはわりと小ぶりなショッピングセンターがあった。 スーパーや書店も入っているから、休日の暇つぶしにはもってこいだ。 それに、なんといっても大きめのスポーツ用品店がある!
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