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「あははは、お前バカだな」
私が絶頂に達すると共に、賢二も私の中で尽きた。
そして、玄関の前に下ろした私を賢二は面白いものでも見る様に、そう言ったんだ。
「廊下に人が来そうだったらヤらないだろ?」
賢二はいつもより少し多い現金で、誰もいない階に部屋を借りたといった。
「ほんと、お前は痴女だよな」
賢二は煙草を美味しそうにふかしながらそう言った。
せっかくのドレスは皺になり、ストッキングは原型をとどめていない。
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