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「で、和花と別れてくれるんでしょ?」
情事を終え、互いに洋服を着だしている。
「はぁ?離婚しないよ」
「な、なんでよ」
話が違う。
「おまえ和花の親友だろ?」
「そうだけど・・・・」
「じゃ、和花の幸せを願ってやれよ」
賢二は当たり前のようにそう言った。
「でも、和花と離婚するって言ってたじゃん」
そう、賢二はそう言って私を抱いた。
「ああ、あの時はな。でも、今は状況が違うだろ?」
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