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「大丈夫?」
「・・・うん」
ふいに外を見ればもう、太陽は落ち、暗がりが広がっていた。
「30分くらいかな?」
「そんなに・・・」
「まぁ、初めてなら仕方ないよね」
亨さんは嬉しそうにそう言った。
「あ、ゴメン。先に飲んじゃった」
『喉乾いたでしょ?』そういって、ワイングラスを私に渡してくれる。
「ありがとう」
布団から手だけをだし、グラスを受け取った。
そうベッドに横になっていた私。
胸の前で布団を押えながら起き上がる。
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