257人が本棚に入れています
本棚に追加
賢二にメールを返さないまま1週間が過ぎようとしている。
賢二と手を切りたい。
そんな思いも交差する。
『明日、姫を連れて母と出かけようと思うんだけど・・・』
旦那は娘を『姫』と呼び、可愛がり、それと同じくらい義母を気にかけている。
「そう?じゃお願いしようかな。私も丁度友達から誘われていたから」
旦那は私と義母が上手くいっていない事に気付いている。
『じゃ、百合華もたまには羽を伸ばしてゆっくりしておいで』
そう笑顔を見せる旦那。
そしてその嬉しそうな笑顔のまま携帯へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!