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旦那は娘を溺愛しすぎている。
言葉が若干通じるようになった最近は特にそう。
食事も離乳食が終わり、普通になんでも食べるいい子。
つい最近までは私が一緒じゃないと動揺していたのが嘘のよう。
『はい、これ』
電話を終えた旦那が封筒を私に差し出してきた。
「なにこれ?」
とりあえず受け取る。
『母さんが百合華に渡せってさ』
封筒の中には一万円札が何枚も入っている。
「こんなに?」
『ああ、ホテルでエステを受けていい部屋に泊まってこいって言ってたよ』
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