prologue

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朝が来るたびに遠ざかっていくあの頃 日に日に薄れていくあの頃 でもね? 目を閉じれば真っ暗な瞼の裏に 今でも鮮明に思い出すんだ だから私は今夜も抱き寄せて眠るんだ 真っ暗な夜の闇に攫われないように…… そして、今日も長い闇に堕ちる前に 声を潜めてそっとあなたの名前を呼んでみる 明りの射す事のない真っ暗な闇に 希望の光を求めて…
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