prologue

3/4
前へ
/32ページ
次へ
「太陽、そろそろ目を閉じなさい」 「えー、だって僕まだ眠くないよー」 「だーめ、太陽が眠るまでママが隣にいてあげるから早く寝なさい」 「ちぇ、こんなに早く寝るの友達の中で僕だけだよー」 「ふふ、太陽はパパみたいにかっこよくなりたいんでしょう?早く寝ないとパパみたいに大きくなれないのよ?いいの?チビのまんまで」 「良くないっ!ママおやすみ!」 太陽は私の希望の光だった 私は今でも太陽の名前を呼び続けている どんなに苦しくても どんなに辛くても どんなに痛くても 返事が返ってくることはないのにね 諦められないんだ いつか 応えてくれるような気がしてさ…
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

73人が本棚に入れています
本棚に追加