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小さな机 小さな教室
あの時の僕達には
大きく感じていたよね
ただ毎日が楽しくて嬉しくて…
幼い僕らの日常には
不安なんて一つもなかった
『お父さん行ってきます!』
午前7時
最高に天気の良い夏休みの最終日
その日僕は
最後の休みを満喫するため
幼馴染みのあいつと共に近所の公園に向かっていた。
『今日はどうする?』
公園に着く迄の間
お互いがやりたい事を順番に出しあい決めていく
こんな時間すら楽しかった
馬鹿な事言っては戯れあいながら
あいつと僕は笑いあってた
気付くともう公園の入り口
さっき二人で決めた遊びは
《かくれんぼ》
結局はいつもと同じ遊び。
だけどその日は
いつもと違う事がしたくて
隠れる範囲を拡げていた
緑溢れる大きな公園
他の子達の笑い声
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