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「絵里、夜遊びはいけないよ」
そう言ってお父さんは私の頭を優しく撫でると部屋を出て行った。
身体に残されたお父さんの印を指でなぞって涙を流す。
こんなの…もう嫌だ。
心でそう思っても、物足りなさで疼いたままの身体が悲鳴を上げる。
お父さんが私に与えた罰は…私が登りつめる手前でご褒美を取り上げること。
動いては止め、動いては止め。
どこまでも私の身体をいたぶったのだ。
誰か…誰か助けて。
この苦しみから抜け出す術を…
───誰か教えて。
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