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でも…。
彼に抱かれている間も私の身体はお父さんを求め続ける。
「絵里、俺をちゃんと見ろ」
何度も落とされた琉惺の声。
身体中に残されたお父さんの痕跡までも受け入れてくれた琉惺だったのに。
それが痛くて苦しくて。
…改めて気づいた。
私の身体はお父さんを求めていても、心は琉惺を求めてる。
分離してしまった心と身体は琉惺がくれる快楽に溺れて行く。
ごめんね琉惺。
こんなに汚い私を抱かせて。
ごめんね琉惺。
…あなたを好きになってしまって。
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