罪と罰

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「絵里…好きだよ」 深く繋がりながら琉惺が言ってくれた言葉で、保っていた境界が崩壊して行く音が聞こえた気がした。 もう…琉惺をこれ以上、巻き込んではいけない。 ここから先は、きっと彼にとって生き地獄だ──。 「お前の全部を受け止めるから、ずっと俺のそばにいたらいい」 優しく紡がれる彼の言葉は、私にとっては重い十字架でしかない。 「ごめんね琉惺。 私ね…お父さんとセックスしてるの」 その言葉で彼の動きがピタリと止まった。
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