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そして、2度目の太陽が居なくなってから約2カ月。 その日はやってきた。 私は息を潜め、おばさんが出掛けるタイミングをずっと見計らっていた。 自室の部屋からおばさんが出掛けて行く姿が目に入り、すかさず私は後を追った。 おばさんを尾行するなんて心が痛むが、そんなことは言っていられない。 電車に乗り、バスに乗り換え、息を殺しておばさんの後を追った。 ―――そして… ついた先。 そこは、目の前に真っ青な海が広がる小さな病院だった。 ここに… ここに太陽がいるの…? 私は、浜辺でただひたすらおばさんが帰るのを待った。 寄せては返す、冷たい波が私の足を濡らし、私を暗い海の底へと攫おうとする。 何時間、この波に攫われそうになるのを、足を踏ん張って耐えただろうか。 太陽が沈み、空に闇が訪れようとした時、おばさんが帰っていく姿をとらえた。
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