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「訳…もなく…へこんれ…一人れ…さみしくっ…て… 不安…に…なって… そあに…す…げー…あいたくなっ…て…くるしかった。 れも…おれ…は…そあの…重荷にら…けは…なりたく…なくて… そあの…か…なしい…顔らけ…は…見た…くなくて… すあた…を…消した」 「フッ…ウッ…エック…」 「おまえ…を…幸…せに…れきるのは…俺…じゃな…いから… おれは…も…そあの…たいよ…じゃない… そあは…自分の…力…れ…幸せに…なれ」 息を切らしながら、必死に私に想いを伝える太陽。 自分の力で幸せに…? 万に一つの可能性を、打ち消された気分だった。 一人で、前に進めと言うの? 空は太陽を失ったら、光は射さないんだよ…? 明りの射す事のない真っ暗な闇に、私を置いていくつもりなの? そして、太陽のその睫毛の隙間から涙が落ちた。 「そあ…す…げー…愛してた」
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