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私は、何度も何度もその意味を読み返した。 太陽が一緒に天国へ持って行ったはずの、涙が零れた。 ずるいよ…太陽。 会えなくなってしまった今でも、太陽は私の中にいる。 奥底に閉まっても閉まっても、あの空に太陽が昇れば嫌でもあなたを思い出す。 そして、太陽が沈んでやっと闇が訪れても、今度はあなたは月となって私を見ていると言うの? 私への気持ちは、なくならないと言うの? 太陽… あなたは、最後まで私の太陽だったよ。 今度は月となって、暗闇にいる私を照らしてくれるんだね。 太陽、今までもこれからも、私はあなただけを愛してるよ。 私はカーテンを開け、闇夜を見上げた。 あの空に輝くお月さま。 あぁ、そうか… 太陽は、今でも私を1日中照らしてくれているんだね。 太陽、ありがとう…
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