episode5・②

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しかし、そんなことは、やはり、思い過ごしだった。 _何ばかなこと言ってるの!悪いけど、あたし今デート中なの。そんな電話なら、もう切るわよ? 美杉はそう、呆れたように笑った。 _ははっ…。デート、か。さすが美杉…。もてるんだな。 それが嘘である事は見抜いていたけれど、俺には真実を追究する資格も勇気もなかった。
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