episode5・②

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聞きたいことは山ほどあるが、俺に聞く権利はない。 なぜなら、彼女を裏切ったのは俺だから。 あんなにも側にいたのに、今は遠い。 例え隣に座っていても。 狂おしいほど求めたこの体に、触れることさえままならないなんて。 もどかしさに、つい、深いため息がこぼれる。 そう。俺は、今、彼女を手放した事を、傷つけたことを、心の底から後悔しているのだった。
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