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あっ。 「す、ストップ!」 「温暖化...?」 「違う!ま、前に酒飲んで爆睡した時...俺にちゅーした?」 うわ、何喋ってんだこいつ。と言う様な蔑んだ瞳で見詰められた俺は一体どうすればいいんだ。 「したよ」 やっぱり!! よく考えてみれば、この甘ったるい香りも近くで頻繁に香っていた。 俺って本当鈍感。 「ね...そろそろ本番したいんだけど」 「ほ、本番...!?俺男との経験ないし...いや、別に御前とエッチをしたくないわけじゃないんだよ!?ほら...あんまり軽い気持ちで身体とか触らせる程ガード緩くないしさ、そう言うのは好きな人としかしたくないって言うか何て言うか」 のそりと立ち上がった彼が、俺の腕を引っ張りベッドに無理矢理乗せる。 今の俺の話を聞いていたのだろうか。 じゃあせめて一緒に寝てくれって言うのだったら、ちょっと可愛いんだけどなぁ...。 ぽんぽん、と枕の位置を直し仰向けに寝転がった裕太が大きな欠伸をした。 なんだ、こいつは案外話が分かる奴じゃないか。 寝る体制万全ですよ、と言いた気に此方を見やったかと思えば彼はこんなことを口にしたのだ。 「...服脱いで、俺に跨って」 「...........は?あの...は?」 思わず二回も聞き返してしまうと、怠そうに身体を起こした裕太が上に着ていたTシャツを脱ぎ捨てる。 「なあ、御前俺の話聞いてた?」 「聞いてたよ、咲夜の声は綺麗だから耳に届く」 何故か褒められた。 「好きな人としかセックスしたくないんだって...?それなら簡単だよ。今から俺を好きになればいい」 そんな軽々と言われても。 相手は友達だし、男だし。 でも裕太は男の割りには綺麗な顔をしてる、骨格も細い、肌の色は白く感触は吸い付く様に滑らかだ。 「...裕太が女装とかしてくれれば、何とかイけそうだけど」 「は?何で俺が。女役は咲夜だよ」
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