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「いや...詳しく言うと"出された"だけどね」 なんか今、俺に隕石がどごーんって追突した感覚に陥ったんだけど。 「は......?うぇ...?」 「最初は俺も知らなかったんだ。まさか目を付けていた男の彼女が、俺の彼女だったなんてさ」 「えっ......?嘘!?」 「ほんと。それに気付いたのは日曜日に遊ぶ約束をしていた彼女と遊べなくなった、と泣き言を言った時だ。ホルスタイン体系の女だって聞いてたし、一方が断られて一方が誘われてるなんてどうもおかしいだろ?」 ホルスタインって失礼過ぎんだろ。確かに巨乳だったけどさ。 「で、日曜日に問い詰めてみたら見事御名答。俺が怪しいと睨んだ部分はほぼ正解だった、だから口裏を合わせておいたんだ。もし知人だとバレたら、俺とは喧嘩したって言えってね。彼女の買い物に付き合うなんて面倒で、たまたま外を見たらカフェで優雅にお茶してるんだもん。逃げて咲夜の元へ行ったんだ」 こ の 男 は !! 俺と彼女が付き合ってるって知ってたのに「え、知り合いなの?」って真顔で言ってやがったのか! しかも...俺の大好きだった彼女が浮気...。 ばふっ、とベッドに沈み全てを理解した。 後は聞くまでもないな...。 と、思ったがここまで聞いたら真実が知りたい。 「ゆーた...続き」 「...後で彼女と二人きりで会った。俺以外に男がいたんだから、別れようって言ったら彼女がそれは嫌だって言って聞かない。だったら...咲夜と別れろって言ったんだ、そしたら案の定咲夜を振ったわけ」 「ううううう...」 「こんなに...んっ、可愛い咲夜を振るなんて...馬鹿な子だよね」 耳を唇で食み、熱い吐息を溢す裕太が胸に手を回してくる。 本当変態。 「咲夜のことが好きだった俺は、元々あまり彼女に熱くなってた訳ではなかったから...俺も彼女を振って演技したってわけ」 「...性格悪」 「何を今更」
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