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テンション上がったりするか?」
田宮の顔はさらに険しくなった。
「うーん。
ドキドキは…しないかな…」
「それなら、決まりだな。」
「…何が?」
「お前が抱いている感情は多分好きなんかじゃないよ。」
「…そう…なのかな…」
「多分そうだって、
まぁ、俺たちの中に彼女がいる奴なんていないから、
実際にはそんなの一ミリも分かんないんだけどな。」
俺は冗談交じりに言った。
「はは。
確かにな。」
俺はその時、会話に入ってこない一人の人物に気づく。
「あれ?
なんか今日、日向くん元気ないねぇ。
このゴールデンウィーク中に何か嫌なことでもあった?」
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