0人が本棚に入れています
本棚に追加
日向は目を合わせずに言う。
「い、いや、別に嫌なことはなかったんだが…
…というかむしろよかったんだけど…」
「へぇー。
もしかして彼女が出来たとか?」
「あぁ。」
「なーんちゃって。
俺たちに彼女が出来る奴なんて…
って、え…?」
「だから、彼女が出来たんだって…」
日向のその一言に全員驚きの声を隠せなかった。
「えぇーーーー!!」
キーンコーンカーンコーン…
それと同時に、朝のホームルームを告げるチャイムが鳴り響く。
ガラガラガラ…
「おーい、お前ら、席に着け。」
先生が教室に入ってきた。
「こ、この、裏切者が…」
最初のコメントを投稿しよう!