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田宮はそう言い残して席に戻った。
「お、お前だけは本当の友達だって、
思っていたのに…」
俺もそんな冗談を言いながら席に戻った。
「ちょ、お前ら、
いくらなんでもそれは…」
日向は俺たちの冗談を本気にしたらしく、
声を荒げる。
「おい、日向。
うるさいぞ。」
先生が面倒くさそうに言う。
「あ、はい。
すみません。」
日向は悲しそうに肩をすぼめた。
「…じゃあこれで朝のホームルームを終わる。」
これが終わったら、早速、日向を問い詰めないと…
「…っと、その前に、
今日は転校生がいるんだったな。」
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