第1章

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私の方は結構伏せていることがある。 それもこの彼をつなぎとめるために。 そこまでして、彼をつなぎとめておきたいのはどうしてだろう。 …そして、やっぱりつなぎとめておきたいから答える。 「ああ、ごめんね。私はフルタイムに近いパートで…」 パート、と言うのも気が引けるような気がしたけれど事実なので、はっきり言った。 すると彼はそれをさえぎるように、 「じゃあ、メールしていい時間は? 」
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