第1章

2/26
32人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
<オミです。先日はありがとうございました。またあの店でお茶したいのですが、いかがですか? ではでは。>  …彼から本当にメールがくるとは…    そのメールが来たのは火曜の夜だった。夫はまだ帰っていなかった。 私は思わず、そのメールが届いたスマホを胸に押し当てずにはいられなかった… とにかく彼と何らかの形でつながっていられることが嬉しい… そう思い始めている自分…体中にあふれる甘い感覚を感じる一方で、何てことを…と思う自分もいて…でも、嬉しい… それにしても、どうして彼もメールをくれる気になったのだろう。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!